ダイソーの腕時計は、300円や500円という手頃な価格で購入できることから、多くの人に支持されています。
しかし、長く使っているとダイソー腕時計の電池交換が必要になる場面も出てきます。
特に初めて自分で電池交換をしようと考える方にとっては、「工具は必要？」「スクリュー式の裏蓋はどうやって開けるの？」「そもそもできない？」など、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。
ディズニーやミッキー柄の時計など、可愛らしいデザインのモデルもある一方で、ブループラネットなどのデジタルタイプには独特の注意点もあります。
また、交換前には適切な電池の種類を選ぶことも欠かせません。
本記事では、電池交換キットや工具の選び方、自分で交換できるモデルの特徴など、ダイソー腕時計の電池交換に関する実用的な情報をわかりやすく解説していきます。
■本記事のポイント
- 裏蓋の開け方と適した工具の使い方
- 電池の種類の選び方と注意点
- 自分で電池交換できるモデルの見分け方
- 電池交換キット購入時のチェックポイント
ダイソー腕時計の電池交換に必要な工具を紹介
ダイソーの腕時計は手軽な価格ながら、デザインや機能性に優れたモデルが多く人気です。
しかし、使用を続けていると避けられないのが電池切れ。
とはいえ「電池交換って難しそう…」「専用工具がないと無理では？」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、ダイソー腕時計の電池交換は、自宅にある道具や100円ショップで手に入るアイテムを使って自分で行うことも可能です。
ここでは、具体的な工具の使い方や代用品、そして電池の選び方について詳しく解説します。
工具で裏蓋を開けるコツ（スクリュー・はめ込み）
スクリュー式やはめ込み式の裏蓋は構造が異なるため、開け方のコツも変わります。
まず、裏蓋のタイプを見極めることが重要です。
スクリュー式は凹みや溝が数か所あり、そこに専用オープナーをしっかりと噛ませて反時計回りに回します。
このとき、しっかり合った工具を使わないと溝を傷つけたりずれて怪我の原因になるため、安全手袋や滑り止めマットを利用すると安心です。
一方、はめ込み式はこじ開けタイプで、裏蓋の端にある切り欠きを見つけて、マイナスドライバーや裏蓋オープナー（薄いヘラ状の工具）をその隙間に慎重に差し込み、テコの要領で開けます。
代用品として硬貨や薄手の金属板が使えますが、力を少しずつ加え、時計のケースや裏蓋を傷めないことが大切です。
作業に不安がある場合は、100円ショップのダイソーなどで裏蓋オープナーが手軽に入手できるので、専用工具を使うのがおすすめです。
ただし、防水性能の低下や構造破損のリスクがあるため、自信がない場合は無理せず専門店に依頼しましょう
電池の種類を選ぶポイント
電池交換において、適切な電池を選ぶことは成功への第一歩です。
電池の型番を確認することが最も重要で、裏蓋や説明書に記載されている場合も多いため、最初にチェックしましょう。
ダイソーの500円時計「ミリウォッチ」では、裏蓋に「SR626SW」と型番が明記されているため、一発で適合する電池が分かります。
また、SR626SWなどのSRシリーズ銀電池は電圧が安定しており、アナログ時計に適しています。
SWタイプは特に品質基準が厳しく、長寿命で信頼性が高めです。
一方、Wタイプは同じサイズながら規格が緩くコスト優先の製品もあるため、用途に応じた選択が求められます。
ダイソーで扱う電池はSR626など表記だけのものもあり、SWの省略がある場合もありますが、パッケージの対応用途に“アナログ時計”が含まれていればほぼ互換性があります。
最後に、保管方法も重要です。
高温多湿な場所は電池寿命や液漏れのリスクを高めるため、乾燥した涼しい場所に保管し、製造年月日を確認してできるだけ新しいものを選ぶのがおすすめです。
300円・500円の腕時計の電池交換は可能なのか
いくら安価な300円・500円のダイソー腕時計でも、電池交換はほとんどのモデルで可能です。
ただし、機種によって構造が異なるため、必ず開閉方法を確認してから行う必要があります。
たとえば、ブループラネットやミリウォッチといった300から500円クラスのモデルはスクリュー式やネジ式の裏蓋が一般的で、精密ドライバーや専用オープナーを使えば自分で交換できます。
一方で、防水性能が高い設計や特殊な構造のものについては、無理に開けると防水性を損なうリスクがあります。
安全に電池交換をするためには、まず裏蓋の開閉方法（スクリュー式・ネジ式・はめ込み式）を見分けたうえで、適切な工具を使うこと、そして交換後は裏蓋がしっかり閉まっているかどうかをチェックすることが重要です。
工具代わりになる100均アイテム活用法
専用工具がなくても、家庭にある道具や100円ショップで手に入る代用品で電池交換が可能です。
ネジ式裏蓋にはダイソーなどで販売されている精密ドライバーセット（約110円・6本入り）が使えます。
このセットなら小さなネジに対応でき、手軽に準備可能です。
また、スクリュー式の裏蓋開けには、セリアやキャンドゥで売っている「ゴムボール」（直径5cm・約110円）が有効で、裏蓋に押し当てて回すと摩擦で緩められます。
さらに、はめ込み式の場合はステーキナイフやマイナスドライバー、あるいは硬貨でこじ開ける方法も知られており、慎重に使えば十分代用できます。
ただしこれらの道具は専用品ではないため、角が鋭くて工具や時計本体を傷める恐れがあります。
そのため作業時には布やゴム手袋を使って滑り止めやキズ防止を行い、静かな場所かつ平らな場所で慎重に進めるのがおすすめです。
ダイソー腕時計の電池交換をできない？トラブル回避術
ダイソーの腕時計はコストパフォーマンスに優れ、気軽に使える便利なアイテムですが、いざ電池が切れたときに「交換できるのか不安」と感じる人も少なくありません。
特にスクリュー蓋や特殊構造のモデルでは、自力での交換が難しいケースも存在します。
無理に作業を進めてしまうと、時計本体や防水性能にダメージを与えることもあるため、事前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
ここでは、トラブルを防ぐための具体的な対策や、電池交換キットを選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきます。
ディズニー・ミッキー腕時計で注意する点
ミッキーデザインのダイソー腕時計は見た目がかわいらしくてつい手が伸びやすいですが、構造や仕様に注意が必要です。
裏蓋にはSR626SWなどのボタン電池が使われているケースが多く、中にはSW表記が省略されている商品もあります。
そのため「SR626」など記載だけでも互換性はあるものの、SW規格のものと比べて寿命が短くなる可能性があります。
また、防水仕様があまり考慮されていない場合もあるため、フチの溝や開け口が小さくて開閉に苦労する機種も少なくありません。
実際にマイナスドライバーで強引に開けて問題なく交換できたという報告もありますが、傷や隙間ができて防水性が損なわれるリスクもあるので、無理にこじ開けないように注意が必要です。
精密な時計であるミッキー腕時計に対しては、工具の扱いには細心の注意を払い、強い力を加えず丁寧に裏蓋を扱うことが重要です。
もし構造が特殊で不安があるなら、専門店への依頼も選択肢に入えておくと安心できます。
ブループラネットなどデジタル式で電池交換
ブループラネットと呼ばれるダイソーの300円デジタル腕時計は、デジタル表示ながら裏蓋がネジで留められていて、電池交換が比較的手軽に行えるモデルの一つです。
四隅のネジを外すとCR2016電池が見え、プラスチック製のピンセットなどで素早く交換できます。
このタイプは電池交換手順がシンプルな反面、パッキンの防水性能が弱く、防滴程度の防水性しか期待できません。
そのためシャワーや水場での使用は避けたほうが無難です。
さらに、小さなネジをなくしてしまったり、舐めて回せなくなるトラブルも報告されており、ネジドライバーは精密タイプを使用し、ネジの取扱いには慎重になることが大切です。
最後に、電池交換後は表示テストを必ず行い、時間や機能（バックライト・アラームなど）が正しく動作するか確認してからケースを閉じましょう。
不安な場合は防水面も含めて専門業者に依頼することをおすすめします。
スクリュー蓋タイプはなぜできない？
スクリュー蓋（ねじ込み式）タイプの裏蓋は防水性能が高いため、専用の開閉工具でないと開けられない構造です。
市販の精密ドライバーなどでは爪が掛からず、工具が裏蓋から滑りやすくなります。
その結果、開ける途中で傷がついたり、ミスして防水用のパッキンを破損してしまうこともあります。
また、専用工具でも裏蓋を回す際には相応の力が必要で、ツメのかかりが浅いと滑って怪我を招く可能性もあります。
そのため、工具が不十分なまま無理やり開けると、裏蓋や本体にさらなるダメージを与えてしまうリスクがあるのです。
これらの理由から、スクリュー蓋タイプは「できない可能性が高い」と覚悟して対応し、専用工具や専門店の利用を検討するのが安全です。
電池交換キット購入前のチェックポイント
電池交換キットを購入する前には、いくつか重要なチェックポイントがあります。
一つ目は「裏蓋タイプの確認」です。
スクリュー式、ネジ式、はめ込み式など、時計によって適切な工具が異なります。
既に開ける構造の裏蓋を理解しておくことで、キットの中身が役立つかどうか判断できます。
二つ目は「工具の品質」です。
安価なセットではツメが薄く滑りやすかったり、ドライバーが緩く回せずネジをダメにしてしまうケースがあります。
製品レビューや評判を見て、最低限「裏蓋にしっかり爪がかかる」「ドライバーの先が適度に堅い」ものを選ぶことが重要です。
三つ目は「補償や付属品の有無」です。
パッキンや予備ネジ、ルーペ付きなどの細かい配慮があると作業がスムーズになります。
特に防水仕様の時計はパッキンの交換が必要となる場合があるので、セットに含まれているか確認しておきましょう。
最後に「アフターサポートや説明書」の有無もチェックしましょう。
特に初めて電池交換をする場合、図解や動画リンクがあると作業失敗の可能性を減らせます。
なお、キャンドゥやセリアではこうした工具が販売されていないため、ネット通販やホームセンターでの購入が現実的です。
【まとめ】ダイソー腕時計の電池交換について
最後に本記事で重要なポイントをまとめます。
